オーストラリアに対し良すぎた日本キリンカップの前座試合として行われた日本-オーストラリア戦は、U23日本代表に後半は完全に支配され、3-1で敗北した。
今回の親善試合は、カンタス・オリルーのアウレリオ・ヴィドマー監督にとっては、今度の2012年
ロンドン五輪アジア予選前にチームの完成度を測る機会となっていた。
(注:オリルー(Olyroos)A代表がSocceroosと呼ばれることに因んで。また、カンタス航空がスポンサーになっているため、オーストラリア代表チームはカンタス・サッカルーと呼ばれている。)
オーストラリアは開始4分に得点を決め、完璧な立ち上がりを見せた。守備から一転素早いカウンターを仕掛け、GK権田が守るゴールにニコルスがシュートを流し込んだ。
欲しかった先制点を挙げたことで、オーストラリアは中盤を支配するようになり、ゴール前でも数々の好機を作った。しかし、ハーフタイム前の永井の一撃でこれまで優位に進めてきた前半が水の泡となってしまった。
前半は押されていた日本だったが、後半はその強さを発揮する。戦術的指示があったのか彼らはよりコンパクトになり、オーストラリアがボールを持つ度にプレスを仕掛けてきた。
その効果が表れたのが、清武のシュートがポストに直撃した50分だ。後半からレッドメインに替わって入ったGKブザニスは、清武のシュートがゴールポストを叩く瞬間をただ立って見送るほかなかった。
そして、ブザニスはついにゴールを守れず、63分に日本のリードを許してしまう。DFのマクゴーワンからブザニスへヘッドで戻されたボールは永井にインターセプトされ、飛び出したブザニスの頭上を越えるシュートをそのまま放たれ、それが日本の勝ち越し点となってしまった。
終了5分前に、今度は永井がアシスト役に回った。エリアの過度からフリーになった大迫を見つけると、寸分違わぬ完璧なクロスを上げ、3点目を演出してみせた。
オリルースは6月19日と23日に2012年
ロンドン五輪アジア予選でイエメンと対決することになっている。
日本-オーストラリア フォーメーション
レッドメイン
フォスキーニ マクゴーワン ジャーマン ベヒッチ
ボザニッチ
サーナック ニコルス ビスコンテ イェニッチ
ホフマン
永井
原口 東 清武
山村 山口
比嘉 村松 濱田 酒井宏
権田
CWBush俺らの中盤は前半リードするにふさわしい働きだったよね。
ボザニッチやサーナック、ニコルスあたりは相手守備陣にとって頭痛の種となっていたはずだ。でも、うちのFWにゴールキラーがいなかったみたいだな。
そして、後半は見るに堪えなかった。
上手く回って面白かった前半と打って変わって、後半は完全にダメだったね。
皆はこの記事を読んでどう思ったかい?聞かせて欲しい。
Bryanオゥ…。俺がさっき聞いたときは1-0でオリルーが勝っていたのに。くそ…。
baillyディフェンスにテコ入れが必要だな。
sackwackerマリナーズの選手がキャプテンをしてるとこが見れて良かった。
ただ、結果は恥ずべきものだな。
(補足:Central Coast Mariners FC所属のボザニッチ選手が主将を務めました。)
vincenzogold悲観する必要はないんじゃないかな。
オリルースはダメと言われている後半だって、ロングボールに頼らずフットボールに挑戦してたよ。
だから、その上でこの1-3の敗戦は悪くないし、ピム監督からのスタイルでいつか1-0で勝ってくるようになればいいと思う。
多分、彼ら若い世代はこのような早いフットボールをするよう、教え込まれてきたんじゃないか。俺は彼らのことを誇りに思うよ。
RobAいやー、こんなに上手いサッカーをするとは驚いたよ。
ニコルス、サーナック、ボザニッチ、ビスコンテ、それからホフマンは凄く良かった。
最近試合をやっていなかったことが敗因なのは明らか。
疲れが出るまでは、うちの方が良かったと思うよ。
(補足:Aリーグは3月にシーズン終了)
Heartinator後半の日本は前半に比べて、うちの陣地まで来てDF陣にも強くプレスを掛けてきた。最後は、コンディションの面での調整不足がそんまま差として出たね。
General Ashnak今回の試合を見て思ったのは、明らかにうちはフルメンバーじゃなかったってこと。
コンディションとゴール前での落ち着きがあれば、勝ってたかも!
FatRonaldo言われているように後半は調整不足が出たね。
前半は展開の速さや、走るスピードなんかも良かったし、うちは上手くやっていた。
イエメン戦までに体調がフィットしてるといいね。
PeterOうちのチームが90分を通して、この手のフットボールを披露してくれたことが喜ばしいね。うちらは正しい方向に向かっているよ。
こういったフットボールを重視して続けていくべきだし、今はあまり結果ばかりを気にしてもしょうがない。
Barca4Lifeまさに!
LONGBALLじゃなくてFOOTBALLを彼らがしてくれて、本当に楽しめたよ。
それはこの日の収穫だったし、最高に嬉しかった。
4-3-3を試したり、DFラインから組み立てたりと、FFA(オーストラリアサッカー協会)のカリキュラムでコーチ陣が学んできた成果が凄く見えた。いい徴候だよね。
今回のU23代表はベストメンバーじゃないように感じたけど、それでも前半は日本を圧倒したじゃないか!後半ダメだったのも良しとしよう。
もし彼らが試合形式のトレーニングが不足した状態だったとしても、イエメンを必ずやっつけてくれる。俺はこのスタイルが大好きだ!オリルー最高!
U17とU20のW杯もあるし、楽しくなってきた!
本日も読んでくださった方ありがとうございます。
あまり印象操作的なことはしたくないと思っておりますし、無論する意図もないのですが、今回はどうしてもポジティブなコメントばかり拾いすぎた感じがします。
当然、この試合に対してのネガティブなコメントもたくさんあったのですが、100件以上のコメントが付く口論状態となっていたので、私の個人的な判断で思い切って全て省かせて頂きました。
ということで、今回はかなりコメントの取捨選択がなされていること、ご理解下されば幸いです。
ただ試合に関しては、確かに前半のオーストラリアは良かったですよね。どうしてもオーストラリアと言うとタテポンのイメージが強かったので、今回のオーストラリアの前半の出来にはかなりビックリしました。

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U23じゃなくてU22ですよ。
五輪世代の記事取り上げてくれてありがとうございます☆
やっぱりオーストラリア人も自分達の縦ポンサッカー気にしてたんだな
結果は負けだったけど、オーストラリアは良いサッカーしてたね
何時ものたてポンかと俺も思ってたから、見てて楽しかったよ
日本としてはロングボール放り込みやってほしかったよね
清武とサーナックが良い動きしてた
ロングボール封印してたの見て後半戦術変えたってことかな
しかしあっちの人も放り込み嫌いだったのかw
日本と違って負けてもポジティブだなーと思ってたら
やっぱネガコメもあったのか
>U23じゃなくてU22ですよ。
>五輪世代の記事取り上げてくれてありがとうございます☆
ご指摘ありがとうございます。翻訳元もU23と表記されていたので、うっかりそのままにしてしまいました。(汗
あまりRSSとか詳しくないのですが、タイトルを変更すると二重に表示されてしまうアンテナサイト様もあるみたいなので、とり合えずこのままにしておきます。すみません。
それから五輪代表の記事喜んで戴けて嬉しいです!ありがとうございます。
日本も香川宇佐美宮市などを封印しているし、ベストメンバーベストコンディション同士の戦いが楽しみ
運動量が勝っていたね
清武、山村あたりは順調に成長が見れて頼もしい限り
これに加え永井、今回故障だった金崎は必ず海外行くと思う
オージーの一点目良いね
速くて正確、末恐ろしいわw
五輪本大会の時点で23歳以下のカテゴリの選手が招集されるから
現時点で招集されるのはU-22っていう話か。
管理人さん、永井についての反応が知りたです(´・ω・`)
あれ、永井の反応あるかと思ったら無かった。
試合見たかったなあ…
日本勝てたんだ。
おめでとー
ポジティブ、ネガティブコメの割合の
総評があると雰囲気がつかめて助かります。
翻訳乙。
純粋に面白いサッカー見たいので、今後のオーストラリアが楽しみだ
こっちも香川宮市宇佐美米本酒井やらがいないもんなぁ
とはいえオーストラリアも強かったけど
オーストラリアはフル代表みたいにハイボール放り込んでくるかと思ってたけど綺麗にパス回してたよな
あと、新潟でレギュラーの鈴木(CB)も怪我でいなかったよ
今は日本も90分以上走っていられるスタミナ重視だもんな。
サッカーの根本が身体能力の向上とともに変わってきてるね。
>口論状態
み・・・見たい(ボソ
香川と宇佐美がはまるかだよな~
オーストラリアがとても良かっただけに、
後半それにジリジリと地力で勝った日本に実力の高さを感じた
日本は子供が憧れるスポーツが野球からサッカーに移りつつあるからね
若い才能が野球に流れず、続々とサッカーに集まり始めた
宮市も親は野球監督だそうで、もしも一昔前の時代なら野球に進んでいたかもしれない
元記事では口論状態っていうか、一人荒らしというか釣り師がいてそれで揉めてた
あんなの訳さなくて良いと思ったし管理人はスルーして正解
>管理人さん、永井についての反応が知りたです(´・ω・`)
リクエスト承りました。
ただ、岡崎や家長あたりもなかなか見つからないので、永井に関する記事も見つけるまでお時間戴くことが予想されます。ご了承ください。
>ポジティブ、ネガティブコメの割合の
>総評があると雰囲気がつかめて助かります。
大変参考になりました。次回以降に早速反映させたいと思います。貴重なご意見感謝いたします。
この試合に限ってだけでも、オージーが永井をどう見ていたのかがわかれば面白いかもしれませんね。
オーストラリアも放り込みサッカーからの脱却をしたがってるのがわかっただけでも面白いな
http://www.goal.com/en/news/14/asia/2011/06/06/2519718/top-10-japanese-players-in-europe-2010-11
欧州日本人プレーヤーTOP10
これのコメント翻訳お願いします
日本側から見た前半は
米本(は実戦離れ過ぎで何ともいえないが)、山田直、鈴木、ゴートクと、ボランチから後ろの選手がごっそりいなくてその代わりの選手が個で勝てない
→それによってズルズル下がるDFと前から行きたい前線の狭間でボランチのところがスカスカ
→清武なんかが後方の選手に前に出て来いと要求して、終了間際に中盤高めでのボール奪取から同点ゴール
という印象だったな
日本の攻撃はスピードがあったね
縦への意識がとても強かった
守備は・・・あれだけど
オーストラリアが放り込みサッカーしないの初めて見た気がする
さりげなく最後に編集雑感がついてスタンスが表明されてる。
これだけで「顔」が見れて信用できるし「生きた」話にもなる。これがネットに足りないものだったんだ。
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